ゴールデン☆キャット
確かに覚えやすいけど……。


このマンションで最上階って幾らすんの!?


最上階にたどり着き、ドアの横のボタンを押すと美月さんが出迎えてくれた。



「いらっしゃい。 って、豊一人じゃなかったんだ。」

「私まですみません。 お邪魔します。」

「ごめん、そんなつもりで言ったんじゃないから気にしないでね。」



取りあえず笑顔で入れてもらえたことにホッとした。


玄関も広い。


ってかお洒落〜。



「あぁー!! クソッ!!」



リビングに入ろうとしたら尊の大きな声が聞こえた。



「ちょー元気じゃん。」

「ん? おーいらっしゃい。」



リビングのソファーに座っている尊は顔だけ後ろに向けていつもの笑顔を浮かべた。
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