ゴールデン☆キャット
暫くして帝さんも出かけていき、その時に相浦君も帰ってしまった。


リビングに尊と二人きり。


これはこれで緊張する。



「服見に行く?」

「あ、うん!」



尊に案内されて部屋に行くと、そこはもの凄く広いウォークインクローゼットだった。


洋服やらバッグやら靴やら……とにかく衣類や小物でいっぱいだった。



「ここにあるもん好きなのどーぞ。」

「え!? この中全部から選ぶの!?」

「そー。 服だけじゃなくてバッグとか靴とかもいいよ。 柚とか桜乃も好きなもん持って帰ってるし、マジ遠慮いらねーから。」



そう言われても困る。


こんなにあると思ってなかったし、どこから手を付けていいかも分かんない。



「このワンピとかいいじゃん。 みのりに絶対合うって。」

「本当?」

「って事でまずこれな。」
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