ゴールデン☆キャット
◆第1話 モテ男は猫男
目の前の席で授業中にも関わらず気持ちよさそうに眠っている桐生君。
開いている窓から風が吹き込み、彼の金色の髪の毛がキラキラと靡く。
あれだけ綺麗な金髪にしてるって事は、ブリーチをして色を抜いてる筈。
それなのに彼の髪の毛は思わず触ってしまいそうになるくらい綺麗だ。
「次のページから桐生……って、また寝てるのか。 代わりに山田。」
殆どの授業寝てる気がする。
寝てるにも関わらず、先生たちは起こさない。
最初は起こしてたけど、起こしたところで寝ぼけているから会話にならない。
つまり先生は諦めたって事。
こんなんでも入学式の時には新入生代表で挨拶するくらい頭がいい。
そんな桐生君とは教室では会話はないが、昼休みは何故か一緒に過ごしている。
『旧体育倉庫裏は私が最初に見つけた場所なんだからもう来ないでよね。』と言ったら、『そー固い事言うなよ。 人助けだと思って、ね? ってかあんたの許可は要らないんだけどね〜。』と言われた。
その言葉通り、私の事なんてお構いなしに桐生君は昼休みに旧体育倉庫裏に来るようになった。
開いている窓から風が吹き込み、彼の金色の髪の毛がキラキラと靡く。
あれだけ綺麗な金髪にしてるって事は、ブリーチをして色を抜いてる筈。
それなのに彼の髪の毛は思わず触ってしまいそうになるくらい綺麗だ。
「次のページから桐生……って、また寝てるのか。 代わりに山田。」
殆どの授業寝てる気がする。
寝てるにも関わらず、先生たちは起こさない。
最初は起こしてたけど、起こしたところで寝ぼけているから会話にならない。
つまり先生は諦めたって事。
こんなんでも入学式の時には新入生代表で挨拶するくらい頭がいい。
そんな桐生君とは教室では会話はないが、昼休みは何故か一緒に過ごしている。
『旧体育倉庫裏は私が最初に見つけた場所なんだからもう来ないでよね。』と言ったら、『そー固い事言うなよ。 人助けだと思って、ね? ってかあんたの許可は要らないんだけどね〜。』と言われた。
その言葉通り、私の事なんてお構いなしに桐生君は昼休みに旧体育倉庫裏に来るようになった。