ゴールデン☆キャット
それは嫌だ。



「頑張って応援させて頂きます。」

「おー声出せよ。 あ、体育祭の昼はゼリー食べたい。」

「すぐ調子にのる……ってその日もお昼一緒に食べれるの?」

「え? 何で?」

「何でって……イベントの時くらいみんなで食べるのかと思って……。」

「食べねーよ。 だからゼリー。」

「はいはい、ゼリーね。」



そう言うと、満足したように目を閉じた桐生君。


直ぐに規則正しい寝息が聞こえてきた。


何ゼリー作ろうかな?


イチゴ?


ブドウ?


みかん?


んー……どうしよう。


悩んでるこの時間も楽しくてしょうがない。

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