ゴールデン☆キャット
ちゃんと相手と向き合ってるんだ。
私に対しての事じゃないのに、そんな一面を見たら余計好きになっちゃうよ。
「何で? 付き合ってみたら上手くいくよ……絶対上手くいくって!!」
いつもは強気な笹野さんなのに、声は震えていた。
「俺、結構独占欲強いんだよね。 だから好きな奴には俺だけを見ててほしいって思うし、俺も独占したいって思うし、マジ自己中な奴なの。 でも亜子はご自由にどうぞって感じ。」
「みこ……。」
「一緒に居る事でふっきれないなら俺はもう亜子とは関わんない。」
桐生君の言葉は私の胸にも突き刺さった。
他人事とは思えない。
私も気持ちを伝えたらこうなるんだ。
突然ドアが開き、泣いている笹野さんと目が合った。
笹野さんにきつく睨みつけられ、横を通り過ぎる時に勢いよく肩をぶつけられた。
走り去っていく笹野さんの背中から目を逸らせなかった。
私に対しての事じゃないのに、そんな一面を見たら余計好きになっちゃうよ。
「何で? 付き合ってみたら上手くいくよ……絶対上手くいくって!!」
いつもは強気な笹野さんなのに、声は震えていた。
「俺、結構独占欲強いんだよね。 だから好きな奴には俺だけを見ててほしいって思うし、俺も独占したいって思うし、マジ自己中な奴なの。 でも亜子はご自由にどうぞって感じ。」
「みこ……。」
「一緒に居る事でふっきれないなら俺はもう亜子とは関わんない。」
桐生君の言葉は私の胸にも突き刺さった。
他人事とは思えない。
私も気持ちを伝えたらこうなるんだ。
突然ドアが開き、泣いている笹野さんと目が合った。
笹野さんにきつく睨みつけられ、横を通り過ぎる時に勢いよく肩をぶつけられた。
走り去っていく笹野さんの背中から目を逸らせなかった。