ゴールデン☆キャット
学校が終わってスーパーに寄って家に帰ると、いつもよりローファーが多く玄関に並べられていた。


リビングに近付くと、笑い声も段々大きくなる。



「ただいまー。」

「あ! みのり〜おっかえり〜!!」

「琴(こと)ちゃんいらっしゃい。 宗助君も。」

「おーお帰り。」



蒼の彼女の琴ちゃんと友達の宗助君は、私を妹みたいに可愛がってくれる。


私は二人が大好きだ。


スーパーで買ってきた物を冷蔵庫にしまい、お茶を持ってみんなのいるテレビ前に移動した。



「夜出かけるの?」

「いや、出かけない。 でも琴子が今日うち泊まる。」

「そうなの? やった!」

「もーみのりってばほんと可愛いんだから〜!!」



琴ちゃんにがばっと抱き付かれて思わず「あはは。」と笑い声が漏れた。



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