ゴールデン☆キャット
_キーンコーンカーンコーン……。


チャイムだ。


壁に掛けてある時計を見ると、四時間目が終わったところだった。


意外と寝ちゃってたんだな。


男子たちがいなくなったら一旦教室に戻ろう。


そう思っていたのに、どうやら話が弾んできたのか女子の話しをし始めた。


早くどっか行ってよ!!


誰々は可愛いだのエロいだの不細工だの……そんな話する暇あるなら早く教室戻ればって感じ。



「二組の涼宮は?」



小さく溜息をついた時、そんな言葉が耳に入ってきた。


二組って……私?


でも他にも涼宮って人がいるかもしれないし……。



「あいつ顔もエロいけど、体も何気にいいよな。 でも援交してんだろ? 俺らじゃ無理じゃね?」

「違うっしょ。 俺らが無理じゃん?」
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