ゴールデン☆キャット
この会話で確定した。


涼宮って私の事だ……。



「一発やるだけやってみてーけど。」

「マジ? 俺無理だわー。 変なもん持ってそうじゃん!」

「あはは、確かにー!!」



好きかって言いながら馬鹿みたいに笑ってる男子たち。


シーツをギュッと握って歯を食いしばった。


こんなの慣れてる。


慣れてるけど、傷付かないわけじゃない。


布団をめくり上げて隠れる様に顔を隠した。


布団をかぶっていても男子たちの声は聞こえてくる。


_ガラガラ。


ドアが開く音がして、ホッとした。


誰か来たみたい……これでもう聞かなくて済む。



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