ゴールデン☆キャット
「すっずみや〜具合ど〜?」



桐生君!?


男子たちの「涼宮!?」と驚いた声が聞こえて、その後すぐバタバタと保健室を出て行く様な足音が聞こえてきた。


保健室が一気に静かになった。



「涼宮? 寝てんの? 開けんぞ?」



え!?


ちょっと!!


慌てて更に布団をかぶって中に潜り込んだ。


寝てると思って帰る筈。


シャッとカーテンを開ける音がして、またすぐに同じ音が聞こえた。


静かだし、桐生君帰ったかな?


ソーっと布団から顔を出すと、桐生君と目が合った。


目が合った瞬間ニッと笑われた。


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