ゴールデン☆キャット
まだ居たの!?



「やっぱ起きてた。」

「は!? え!? 何で!?」

「あんだけでけー声で話ししてんのに、起きない奴のが少ないだろ。」

「…………。」



って事は桐生君もあの話し聞いてたんだ。


私の噂なんてとっくに知られてるけど、それでも桐生君には聞いてほしくなかった。



「って、てかどうしたの? 桐生君も体調悪いの?」



顔を見れなかった。


っというか、見たくなかった。



「お前の弁当持ってきた。 食べれそう?」



そう言って桐生君はベッド脇に座った。


おでこに桐生君の大きくてひんやりした手が触れ、泣きそうになった。



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