ゴールデン☆キャット
◇第4話 プッツン爆発
いよいよ体育祭当日。


ヤル気のない人もいればヤル気満々の人もいる。


私はヤル気はないけど見る気は満々。


いつも女子と男子に囲まれてる桐生君と相浦君だけど、今日はまた一段と凄い。


いろんなクラスの人に話しかけられてる。


それから写真。


私には縁のない光景だ。


競技が始まって皆が盛り上がる中で私一人が浮いた存在に思えた。


普段あまり話さない人だったり、関わり合いのない人でも、同じクラスの人だったら普通は応援する。


けど、一緒に盛り上がれる人がいないからかどうしてもテンションが上がらなかった。


桐生君が居るから今日の体育祭は楽しみにしてた。


だから忘れてた。


中学最後の体育祭もこんな感じだったなって事。


独りで居る事には慣れたし、その内独りでいる方が気が楽になった。


それでもやっぱり学校行事で皆が楽しそうに盛り上がってるのを見ると、寂しいなと思う。
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