ゴールデン☆キャット
何その理由!!


ってかこの状況みて助けようとは思わないわけ!?



「あ!」



上級生の男たちなんて完璧シカトしてる桐生君。



「今度は何!?」

「走んないと授業遅れんぞ。」



え!?


言われて近くの教室内の時計を見ると、次の授業まで後三分しかなかった。



「しょうがねーから途中まで送ってやるよ。」



桐生君に腕を掴まれた。


私の前を走る桐生君は人の気も知らないで楽しそうに笑っている。


ってか速いよ!!


頭が良い上に足まで速いなんて神様は不公平だ。

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