ゴールデン☆キャット
「ちゃんと見張っててよねー。」



村雨さんがそう言うと、体育倉庫の扉が勢いよく閉まった。


今から起こる事を想像したくない。


想像したくないのにこれから起こる事が簡単に想像できた。


逃げ場なんてどこにもない。


そんな事は分かってるのに、咄嗟に足が後ろに向かった。



「やだ!! 離してよ!!」



腕を掴まれ投げ飛ばされた。


__っ!?


起き上がろうとしたら男に馬乗りになられ、手足を違う男たちに押さえつけられた。


一生懸命抵抗してるのにびくともしない。



「そんな暴れんなよ。 やり慣れてんだろ? 可愛く撮ってやるから安心しなって。」



撮る?

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