桜の木の下で
第1章 〜報告〜
死に神 死の神様……
明日、私がそう呼ばれる様になるなんて、ってもなかった。
今年から委員会活動が出来る様になった私は、ずっと入りたかった飼育委員に入る事が出来た。

私の名は古河 紅葉。
学校には、友達が1匹しか居ない。それは人間では無いけど大切な友達だった。
飼育委員に入れた事を報告するため、学校の廊下を駆け抜け、桜の木の横にある緑色の小屋に、向っていた。
そこは、ずっと学校で飼育されている、1匹の真鴨が、いた。
雌で、全身黄褐色で、一様アヒルの仲間らしい。
私が、始めてみた時の、感想と言うと、
(茶色のアヒルなんているんだ〜)
だ・・・。
その、真鴨の名前は、『愛』だ。
愛には、兄がいた。
だが、兄はすでに他界していた。
外は、桜の花びらが舞落ち、地面がピンク色のじゅうたんをひいたみたいに、変わっていた。
私は、小屋に着く。
「愛やっと飼育委員に、入れたよ!」
と、私は、笑顔で言う。
「グワァ」
とても良く、響く鳴き声で、
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