この平凡から抜け出したの
「今日はアトラスが遊びに来るらしい。」
「うぇ~なんでーアトラスー?」
「どうせならあの子!イブの器の子だけでよかったのにー。」
「…あの子名前なんだっけ?
でも僕あの金髪好きだった…。」
「お前あいつに惚れてんのか?」
「ちっちがうっ…髪を褒めただけ。」
他愛もない話をそっくりな2人がしている
『アイリアスなら死んだじゃないか。』
リーダーらしき人物がいった。
「あれー?そうだっけ?死んだんだー。」
「アトラスの魔力に耐えきれなかったのだろう?」
「死んだんなら…いいや。」
口々に「前のイブの器」が死んでいたことを思い出しながら話していた。
『それよりもうすぐ9時00分になるのだが
アトラス…遅いな。』
時計を見ながら少しイライラしているのが分かる。
「あーじゃーオレみてくるー!」
『あぁよろしくたのむ。』
「ぼっ僕も行くっ…!」
似た2人が外へとでかけていった。
「セドリックさん今イブの器はどうなってるんですか?」
『それはアトラスが来ればわかることだ』
フッと不敵に笑った。