この平凡から抜け出したの
2 紳士?
なっななにがおこってるの?!?
なんか変なおっさんにお姫様抱っこされてるってっ!怖い怖い怖い怖い!!
「うっうぇい…。」
なんとか。この不法侵入のおっさんを刺激しないようにして、
隙をみて逃げて、それから警察にっ!
キリカは必死にこの状況から逃れるプランをねっていた。
『ははははっー!やっと起きたかね
眠り姫?』
「はっはぃ…おかげで目がさめました…」
思いっきり引きつった笑顔を向けると
おっさんは満足したかのように微笑み私を下ろしてくれた。
『朝起きられないのならこれからは私がこのようにして毎朝!起こしてもいいのだぞ?』
「勘弁してくださぃ…。」
それにしても今日も快晴でなによりっ!
と、外を見てつぶやくおっさん…。
今だっ!
キリカはとっさに、寝巻きのまま走り出した。
『おや?レディそんなに急がなくともシャワールームはにげないぞー』
はははっと愉快にわらうおっさん
馬鹿めっ
おっさん馬鹿めっ!!
キリカは玄関のドアに手をかけ
外に飛び出した…!
そこには、異様な光景が広がりキリカの目に飛び込んできた。