そこにいるのは・・・黒人の男の子?
「ただいまー」

「ワン!」
 
「ただいま!トビー」
 
ぼくはこの家で、トビーと二人で暮らしてる。お父さんとお母さんは仕事で外国に行っちゃった。ぜんぜんさびしくなんかないけどねっ!って、言ってる場合じゃないじゃん!トビーを変えなきゃ!――――――パラパラパラパラパラパラ・・・あった!動物の色を黒くする呪文!えぇと、ふむふむ。なるほど!そうやるの

「くぅん・・・」

トビー・・・心配してくれてるんだ。あ、トビーにも教えておかなきゃ。

「トビー。きみを黒猫に変えなきゃいけないんだ。大丈夫!怖いことなんてないか  
 ら!・・・・・たぶん。」
 
うまくいくかな?うーん。心配だ。うまくいかなかったら?・・・いやっ大丈夫!「ピーンポーン」ん?

「ハーイ!どなたさまですかー?」          「ガチャ」
 
「あっ!レイニー!どうしたの?」
 
「ハロー!いやぁあんたがマーリン先生におこられたって話を聞いて。トビーのこといわれたんだって?」

「うん。トビーを黒猫に変えなきゃヒキガエルになっちゃうんだ・・・。」

「たいへんだねぇ。・・・手伝ってあげよっか!この天才レイニーさまにまかせなさい!」

「ありがとう!じゃあ準備を始めよう!」
 
「うんOK!!」
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