そこにいるのは・・・黒人の男の子?
黒人の男の子
「いい?呪文唱えるよ?せーの」



お前はにぎやかな町にすむ猫と同類だ。

 お前は猫で、猫はお前、

  猫はお前そのもの

そうお前は猫なの「ヒック」だ!


「ボンッ!シュゥゥゥ。」

「ワン!」
 
「できたよレイニー!・・・ってワン?」

「あれ?トビーがいない!いるのは黒人の男の子?」

「えぇぇぇぇぇぇ!!!」

「ワン!」

え?なんでトビーがいなくて黒人の男の子がいるの?てかあの子だれ?「ワン!」とか言ってるし!なんで?なんで?なんで!

「わたし小さい子あつかうの、とくいなの!見てて!・・・きみは誰?お名前は?教えてくれたらお姉ちゃんうれしいなぁ」

「ワン」
 
「だ~か~ら~名前は?ワンってばっか言ってないでしゃべればどうなのさぁ!」

・・・まてよ?トビーはいない。いるのは男の子。トビーは黒い。あの子も黒い・・・

「そうか!レイニー!その子はトビーだ。さっきぼくが呪文を唱えているときしゃっくりをしてしまった。だから呪文は間違ってかかってしまって、トビーは「猫」でなく姿だけ「人間」になってしまったんだ!」
< 4 / 8 >

この作品をシェア

pagetop