君の味に落とされて。



唯ってミーハー…だよね。


好きって気持ち、教えてほしいくらい。



ピーッと笛が鳴り響いて、あたしたちとAチームの試合が始まった。


と、思ったら。


「ぶぇ……っ!!?」


キックオフで蹴られたボールが、顔面に直撃、しました…―


ふらっ、と後ろに倒れていく感覚と、唯があたしの名前を呼ぶのが聞こえて、記憶が途切れてしまった。 

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