嵯峨野夢譚(さがのむたん)

嵯峨野夢譚117

「よくぞ生きていらっしゃった。ほんとによくぞ・・・。
浅からぬ前世からの約束と伝えてほしいのだが?」

「まあ、いつの間にそんなお約束が?ではそうお伝え
いたしましょう」
尼君は笑いながら奥へと入っていかれました。
< 121 / 152 >

この作品をシェア

pagetop