嵯峨野夢譚(さがのむたん)

嵯峨野夢譚44


「そこで阿含とか方等とかの低い教えから入りなおした。
色即是空とかこの世の無常から説き始めたのや。早合点した輩は
それが仏の教えやと思って後があるのにさっさと自分の宗派を
起こしてしもた」

「そこで四十余年 未顕真実」
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