嵯峨野夢譚(さがのむたん)

嵯峨野夢譚51

夕霧様はじっと老いたる源氏を抱き支えて泣いておられます。
源氏はそれはそれは笑みを浮かべ幸せそうに亡くなっていました。
夕霧様は源氏の遺体を皆で褥しとねに移すとあとは惟光と
女二人に任せて早馬を走らせます。
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