嵯峨野夢譚(さがのむたん)

嵯峨野夢譚64

のど仏を骨壺にお入れになったところで僧が蹴鞠ほどの石を持ってきました。
雨の中残った骨を砕いていきます。しゃれこうべだけが残りました。
夕霧様が骨壺を抱えたまま薫様に目で合図します。
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