『笑って?』『大丈夫…一人じゃないよ』
今日も笑う
「今日一緒に帰ろ~」
「無理」
「分かった~亜香里一緒に帰ろ~」
「いいよ~」
「良かった~帰る人いて」
「でもいいの?」
「何が?」
「一緒に帰らなくて」
「え?断られたからいいよ~」
「強いね梨琉は」
「えっ…誉めてくれてるの?
ありがとう~!」
今の会話では分からなかったと
思うから説明するね!
私…梨琉こと…冴沼 梨琉は
なんと!
彼氏がいるんです!
パチパチパチパチパチパチパチパチ
盛大な拍手ありがとう
最初に帰ろーって誘った人が
私の彼氏 冴崎 奏
誘いを断られたから
違う人を誘ったでしょ?
誘ったのは私の大大大親友
莢 亜香里
亜香里は不仲な私達カップルを
心配してる一人なんだ~
心配しなくていいのにね
でも心配してくれる亜香里が
大大大好き~
それで彼氏が冷たいのに
能天気な私は強いって周りから
言われるんだよね
気にしなくていいのに…本当に
気にしてくれる人達は私の
大事な友達兼クラスメイト
大事だけど亜香里ほどじゃないかな~
まあそれは置いといて
今は亜香里と放課後デート
してるんだ!
放課後デートなんて
初めて!
……え?彼氏がいるのに
初めてな理由?
付き合ってもず~と冷たかったから
デートどころか一緒に
帰ったこともないよ~
「聞いてる?梨琉」
「あっごめん説明してたから
聞いてなかった」
「誰に?」
「読者様」
「えっ今みてるの?」
「えっうん」
「さっ先に言ってよ」
「えっ何で?」
「口に生クリームつけてるの
ばれたじゃん(///◇///)」
「えっそれはやばい!
…じゃなくて読者様みえないから!」
「あっ忘れてた(°Д°)」
「しっかりしなよ~」
「あっあれ」
「仲の良いカップルで」
「冴崎 !
浮気してるよ!いいの?」
「別に良いじゃ~ん
それよりさこれ可愛くない?」
「梨琉がそう言うなら良いけど」
「これ買おうよお揃……」
「梨琉?」
「やっぱ良いや~」
「えっ!買わなくて良いの?」
「うん!それよりさ土日
一緒に出掛けよう?二人で」
「良いよ~」
「はやく土日にならないかな~」
「どこに行くの?」
「それはお楽しみ~」
「楽しみに待っとくね!」
「うん!」