『笑って?』『大丈夫…一人じゃないよ』
メールを送ったあと
私はある人達との
思い出の場所にきた
懐かしいな
こんな日が来たんだ
懐かしいなって言う日が
もうあんなに経ったのか
実感が湧かない
亜香里はきっと不審に
思ってる
隣の隣の県に用事なんて
そうそうない
用事があったわけじゃない
ただ来たかった
亜香里が純のこと
ずっと好きなのは知ってた
亜香里が純に再会して
話したいと思ってたから
その場から離れた
離れるついでに
思い出の場所にでも
行こうかなって思って
ここに来た