First Kiss〜先生と私の24ヵ月〜
アクセサリー屋さんを出ると、次はゲームセンターに向かった。
格闘系のゲームからスポーツ系のゲームまで色々あった。
その中で、キティちゃんのぬいぐるみの入ったUFOキャッチャーが目に入った。
あー、このぬいぐるみ欲しいな。
取れるかな?
やってみようっと。
ボタンを操作しながら狙いを定めてクレーンを動かす。
あとちょっとのところで取れなかった。
がっかりして肩を落としていると、
「ちょっと貸してみ」
と背後から声がした。
私が振り返ると、かずは姉ちゃんと同い年ぐらいの男の人が立っていた。
色が白く、目は茶色。
髪は薄い茶色に染まって軽くクセがあった。
チェックのネルシャツを着ている。
うわぁー、なんだか外人の人みたい。
すごく綺麗な顔。
その人は100円を入れると、ボタンを器用に動かして、キティちゃんのぬいぐるみをとってくれた。
「はい、ぬいぐるみ。欲しかったんだろ?」
頭を縦に振る。
お兄さんは視線を私の高さまで持ってくると、
「まだ小学生だろ、君。こんなところにいたら危ないよ」
私は黙っていた。
だって、お母さんこわいし、塾にも行きたくないんだもん…。
格闘系のゲームからスポーツ系のゲームまで色々あった。
その中で、キティちゃんのぬいぐるみの入ったUFOキャッチャーが目に入った。
あー、このぬいぐるみ欲しいな。
取れるかな?
やってみようっと。
ボタンを操作しながら狙いを定めてクレーンを動かす。
あとちょっとのところで取れなかった。
がっかりして肩を落としていると、
「ちょっと貸してみ」
と背後から声がした。
私が振り返ると、かずは姉ちゃんと同い年ぐらいの男の人が立っていた。
色が白く、目は茶色。
髪は薄い茶色に染まって軽くクセがあった。
チェックのネルシャツを着ている。
うわぁー、なんだか外人の人みたい。
すごく綺麗な顔。
その人は100円を入れると、ボタンを器用に動かして、キティちゃんのぬいぐるみをとってくれた。
「はい、ぬいぐるみ。欲しかったんだろ?」
頭を縦に振る。
お兄さんは視線を私の高さまで持ってくると、
「まだ小学生だろ、君。こんなところにいたら危ないよ」
私は黙っていた。
だって、お母さんこわいし、塾にも行きたくないんだもん…。