First Kiss〜先生と私の24ヵ月〜
Chap♪7 新しい出会い
梅雨が明けたのは、夏休みに入る直前だった。
蒸し暑い空気が夏をつれてきたような感じだった。
私は紅と二人で夏休みの計画を立てていた。
アルバイトのない日に、海に行こうということになったのだ。
紅の和菓子屋さんのアルバイトの休みの日と私のクリーニング屋の休みがなかなかかみ合わず、それでも2、3日は一緒に遊べる日があった。
春雪はあきは姉ちゃんと1週間、海外に旅行に行く。
それがとても悔しくて、悲しくて。
でも私は春雪を信じているから、大丈夫、と自分に言い聞かせた。
夏休みを目前に控えたファミリーレストランは制服を着た高校生でいっぱいだった。
私と紅は日替わりランチを注文して、ランチをしながら計画を立てることにした。
「ねぇ、私、いつも思ってることがあるんだけど」
「何を」
「どうしてお子様ランチを大人が注文したらいけないのかな」
「ああ、なんかお子様ランチって材料費がかかる割に儲からないんだって」
「へぇ、そうなんだ」
「だから大人は注文できないみたいだよ」
「でもさ、なんかチキンライスに旗とか立ってると、『俺はこの山を制覇した』っていう感じがして私はすごくうらやましいんだけど」
蒸し暑い空気が夏をつれてきたような感じだった。
私は紅と二人で夏休みの計画を立てていた。
アルバイトのない日に、海に行こうということになったのだ。
紅の和菓子屋さんのアルバイトの休みの日と私のクリーニング屋の休みがなかなかかみ合わず、それでも2、3日は一緒に遊べる日があった。
春雪はあきは姉ちゃんと1週間、海外に旅行に行く。
それがとても悔しくて、悲しくて。
でも私は春雪を信じているから、大丈夫、と自分に言い聞かせた。
夏休みを目前に控えたファミリーレストランは制服を着た高校生でいっぱいだった。
私と紅は日替わりランチを注文して、ランチをしながら計画を立てることにした。
「ねぇ、私、いつも思ってることがあるんだけど」
「何を」
「どうしてお子様ランチを大人が注文したらいけないのかな」
「ああ、なんかお子様ランチって材料費がかかる割に儲からないんだって」
「へぇ、そうなんだ」
「だから大人は注文できないみたいだよ」
「でもさ、なんかチキンライスに旗とか立ってると、『俺はこの山を制覇した』っていう感じがして私はすごくうらやましいんだけど」