First Kiss〜先生と私の24ヵ月〜
しばらく他のメンバーさんと談笑していると、ティアさんの姿が見えなくなった。
私はレストルームにでも行っているのだと思い、あまり気にしなかったのだけれど、ラウンジの明かりが落とされ、ステージが照らし出された瞬間、
「な、何!?」
と思わず戸惑ってしまった。
コータの姿も見えない。
私と真咲さんは顔を見合わせてしまった。
でも次の瞬間私はとても驚いてしまった。
照らし出されたステージの上に野外ライブのときのように白いワンピースを着て裸足のティアさんとピアノの前にかしこまって座る、コータの姿。
「あ、真咲さん、あれ!!」
私がステージを指さすと、会場内から大きな拍手が沸き起こった。
「な、に、か、な」
真咲さんも目を丸くしている。
ティアさんがコータに合図を送ると、コータはうなずき、ピアノを弾き始めた。
それは私の好きな沖縄生まれの女性アーティストの曲だった。
ティアさんはピアノのイントロに合わせて踊り始めた。
まるでバレエの舞台を見ているように美しくて。
優雅な動きにあちこちからため息が漏れる。
コータのピアノもなかなかのものだった。
コータ、ピアノも弾けるんだ。
私はレストルームにでも行っているのだと思い、あまり気にしなかったのだけれど、ラウンジの明かりが落とされ、ステージが照らし出された瞬間、
「な、何!?」
と思わず戸惑ってしまった。
コータの姿も見えない。
私と真咲さんは顔を見合わせてしまった。
でも次の瞬間私はとても驚いてしまった。
照らし出されたステージの上に野外ライブのときのように白いワンピースを着て裸足のティアさんとピアノの前にかしこまって座る、コータの姿。
「あ、真咲さん、あれ!!」
私がステージを指さすと、会場内から大きな拍手が沸き起こった。
「な、に、か、な」
真咲さんも目を丸くしている。
ティアさんがコータに合図を送ると、コータはうなずき、ピアノを弾き始めた。
それは私の好きな沖縄生まれの女性アーティストの曲だった。
ティアさんはピアノのイントロに合わせて踊り始めた。
まるでバレエの舞台を見ているように美しくて。
優雅な動きにあちこちからため息が漏れる。
コータのピアノもなかなかのものだった。
コータ、ピアノも弾けるんだ。