First Kiss〜先生と私の24ヵ月〜
初めて見たものの感動を味わいたかったから。
ふたに手をかける。
目をあける。
「うわぁー!!!!」
そこには、クリアなブルーのピアスが入っていた。
「春雪、ありがとう!!!!春雪、大好き!!!!」
思わず大胆な言葉が口からこぼれた。
春雪は私のほっぺたをつねると、
「もう、あんな夜の街にくるんじゃないぞ。危ないからな」
私は、何も考えずに、「うん」と元気に返事をしてしまった。
まさか、春雪とこれっきり会えなくなるなんて思ってもいなかったから。
春雪の寂しそうな顔に私は全然気づいてなかったんだ。
鈍感なのは、私のほうだったね、春雪。
8月31日 晴れ
今日春雪にピアスをもらった。
クリアなブルーのピアス。
絶対に大事にしよう。
おばさんになっても、おばあちゃんになっても。
春雪からの初めての、贈り物。
ふたに手をかける。
目をあける。
「うわぁー!!!!」
そこには、クリアなブルーのピアスが入っていた。
「春雪、ありがとう!!!!春雪、大好き!!!!」
思わず大胆な言葉が口からこぼれた。
春雪は私のほっぺたをつねると、
「もう、あんな夜の街にくるんじゃないぞ。危ないからな」
私は、何も考えずに、「うん」と元気に返事をしてしまった。
まさか、春雪とこれっきり会えなくなるなんて思ってもいなかったから。
春雪の寂しそうな顔に私は全然気づいてなかったんだ。
鈍感なのは、私のほうだったね、春雪。
8月31日 晴れ
今日春雪にピアスをもらった。
クリアなブルーのピアス。
絶対に大事にしよう。
おばさんになっても、おばあちゃんになっても。
春雪からの初めての、贈り物。