First Kiss〜先生と私の24ヵ月〜
と春雪に持ちかけたので、私と春雪はカーテン売り場に向かった。
色とりどりのカーテンが並んでいた。
上からつるされて、陰に隠れられるようになっている。
実際、小さな子供がカーテンの間でかくれんぼをしていた。
あきは姉ちゃんは嬉しそうに、白いレースのカーテンを選び、
「こんな綺麗なカーテンだったら、きっと部屋も華やぐわね」
「ああ、そうだね」
「子供ができたら、私もお母さんみたいになりたいの」
あきは姉ちゃんは一人はしゃいでいる。
春雪は笑っているけれど、あまり真剣には聞いていないようだった。
私は二人を残して、自分だったらどんなカーテンを選ぶかを考えながら、歩いた。
私だったらあんなフリル全開のカーテンじゃなくて、シンプルなのにするなぁ。
一枚一枚手触りを確かめながら、見ていく。
すると、後ろから足音がした。
あきは姉ちゃんと春雪が戻ってきたのだと思った私が振り返ると、立っているのは春雪だけ。
「あれ、あきは姉ちゃんは」
「会計に行ってる。今の部屋のカーテンを変えたいんだと」
私がフーン、といいながら春雪に背を向けると、いきなり後ろから抱きつかれた。
色とりどりのカーテンが並んでいた。
上からつるされて、陰に隠れられるようになっている。
実際、小さな子供がカーテンの間でかくれんぼをしていた。
あきは姉ちゃんは嬉しそうに、白いレースのカーテンを選び、
「こんな綺麗なカーテンだったら、きっと部屋も華やぐわね」
「ああ、そうだね」
「子供ができたら、私もお母さんみたいになりたいの」
あきは姉ちゃんは一人はしゃいでいる。
春雪は笑っているけれど、あまり真剣には聞いていないようだった。
私は二人を残して、自分だったらどんなカーテンを選ぶかを考えながら、歩いた。
私だったらあんなフリル全開のカーテンじゃなくて、シンプルなのにするなぁ。
一枚一枚手触りを確かめながら、見ていく。
すると、後ろから足音がした。
あきは姉ちゃんと春雪が戻ってきたのだと思った私が振り返ると、立っているのは春雪だけ。
「あれ、あきは姉ちゃんは」
「会計に行ってる。今の部屋のカーテンを変えたいんだと」
私がフーン、といいながら春雪に背を向けると、いきなり後ろから抱きつかれた。