理想の彼氏


「おは~」

教室に入ると、
有紗が挨拶をしてきた

『ねー有紗。
私が彼氏出来たって
噂になってんの?』

「そりゃなるでしょ~
あんた男に人気だし」

面倒臭いな、と
ため息を吐いた

「てか、今日
彼氏の家行くんでしょ?
頑張って☆」

『はぁ~?』

「ヤラれちゃうっしょ~」

『ばーか』

確かに、あり得る
だから覚悟は一応
出来てるつもり……


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