理想の彼氏


学校が終わって、
急いで彰の車を探す
黒い車に寄りかかって
タバコを吹かしている
彰を見つけた

…かっこいい

『彰~!!』

彰は私を見つけて
優しく微笑んだ

「お疲れ」

そう言って頭を
撫でてもらうのが
凄く幸せ

車に乗ると、
彰はチュッと
唇にキスをしてから
車を発車した

『ねぇ、なんか
私に彼氏出来たって
噂になってるんだってぇ』

「へぇ~まぁ、
学生の時なんて
すぐ噂になったしな」

『彰は学校で噂とかに
なってない?』

「俺?俺も彼女いる?
って聞かれると、
最近はいるって
答えてるから
噂あるんじゃね?」

『いいなぁ~
彰の学校行って
彰の先生ぶり見てみたい』

「フッ、つまんねーよ」

そうこうしているうちに
家に着いたらしい

大きくて、なんとなく
彰っぽい家じゃなかった


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