理想の彼氏
「奈々は、彰さんに
その事を秘密に
してた事はどうでも
いいんだ?」
!!!!!
『あ………っ』
「奈々は自分の事しか
考えれてないよ」
有紗は去って行った
…そうだ…
私、何してるの?
絶対彰傷ついたに
決まってるよね
深く反省しながら
机に項垂れた
学校が終わって
彰の元へと急いだ
彰はいつもより
笑顔がなくて、
私が泣きそうだった
「…なぁ…」
彰が突然話しかけてきた
『…何?』
「お前…知ってたん
だよな?」
『…うん』
「なんで
言わなかった?」
『………言えなかった
隼人君と仲悪くなって
欲しくなかった』
「俺のためってか?」
『ちがっ………』
「ふざけんなよ」
今まで聞いた事
ないような低い声に
ビクッとした