理想の彼氏
チュンチュン……
朝早くに目が覚めて
髪をクルクル巻いて
整った顔に化粧をして
元気よく家を出た
楽しみだな~♪
早く学校
終わらないかな~♪♪
ルンルン気分で
学校に着くと、
有紗に駆け寄った
『有紗~~~っ!!』
思いっきり抱き着かれて
驚きながらもどうした?
なんて、心配した顔を
した有紗に、
私はニンマリした
『運命の人にとうとう
会っちゃったよ!』
「えぇっ!?」
昨日の事を話すと、
有紗は感心した顔で
「へぇ~!」
なんて言った
『もーねっ!
めちゃくちゃ
かっこいいの♪』
とろけそうな顔で
そう言う私を見て、
有紗は苦笑いで
ある場所を指を指した
「…その前に、
呼び出しくらってるよ」
指を指した方を見ると、
入り口のドアに
男が立っていた