理想の彼氏
あれから彰から
音沙汰なし。
私からも連絡出来ない…
自分の気持ちも
よく分からないまま
隼人に会っても
冷たくしてしまう
どうしたらいいか
分からなくなって
毎晩眠れない
「……隼人と
話したら?」
『え?』
「話してみたら
気持ちが少し
分かるかもよ」
『う~ん……
じゃあ、話して
みよっかな?』
「うん、じゃあ
後で教室行こう」
『うん!』
…てゆうか
有紗って隼人君の事
隼人って呼んでたっけ?
ま、いいか
次の放課、有紗と
隼人の教室に行った
近くの男子に
呼んでもらうと、
皆に見られた
「え、加藤さん?
どうした?」
凄く驚いた顔で
廊下に走ってきた
有紗と隼人君は、
会釈しあってた
『あのさ…
帰り、少し
時間あるかな?』