理想の彼氏

「俺がしてる事って
かなり自己満だよな
俺は気持ち言えて
すっきりだけど、
加藤さんからすれば
俺が気持ち言わなければ
こんな悩む事なく
幸せだったんだ
迷惑な話しだよな……」

確かに、隼人君が
いなければ私はのんびり
毎日を彰と幸せに
過ごしてたかもしれない
だけど………

『私は、どうでも
いい奴なんかのために
悩んだりしない。
さっき言った通り
隼人君にも少し
惹かれてるから
悩んでるの。
確かに混乱してるけど
迷惑だなんて
思ってないから』

そうはっきり
隼人に伝えると、
隼人は近づいてきて
私を抱き締めた

「…やっぱ、俺
加藤さん好きだ
こんないい女、
もう二度と現れない」

『……………！』

ｷｭﾝ、と鳴る胸は
隼人にときめく
私の正直な気持ち