俺だけ見てろよ。~幼なじみに恋してる~
『おっ、ケーキが来た』


なにもなかったように、レオが部屋の入り口を見る。


おばちゃんが、お皿にケーキを乗せて戻ってきたところだった。






『ごめんね〜、ケーキもうほとんど残ってなくて。ふたりでひとつでもいい?』


え……。


イジワルレオが、ひとつしかないケーキをあたしにるわけがない。


ぐすん、


大好きなイチゴケーキ食べられないよー……。



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