血だまりの少女
一階のとは違い、文が一行ではなかったので、椅子に座る事にした。
『バイバイしてから、今日で何日目だろう。
こんなに会えなかったことなんてなかったのに。
かぜひいちゃったのかな?
だったら心ぱいだな。
大じょうぶかな。
早く元気になるように、おほしさまに
おいのりしておこう。』
私は日記を読み上げた。
会えなくて寂しいのに友達の事を心配してるなんて、この日記を書いた子供は優しい心の持ち主だったのだろう。
この子の友達は、何故会いに来なくなってしまったのだろか?
白紙のページが続き、またカギがあると思い最後までページをめくったが、今回は何も入手出来なかった。
赤野は日記に何も隠されていないと分かると、本棚に向かった。
日記を閉じ、私も赤野の隣で本棚を調べ始める。
赤野が1番上の段の本を手に取ったので、私はそのすぐ下の段の本を手に取った。
【テーブルマナーについて】