血だまりの少女

ゲコゲコゲコ……

何やら鳴き声も聞こえてきた。

「な、なに……?」

「……カエル……??」

赤野が前に進み、大きなクローゼットの扉を勢い良く開けた。

「うわぁッ!!」

扉を開けた瞬間、赤野が驚いて後ろに飛び退いた。

「どうしたのッ!?」

驚いた赤野の視線の先には、透明な扉に体当たりするカエル達の姿があった。

「い、生きてたの!?」

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