血だまりの少女
2人で居る時は退屈だったことなんて一度もない。
喧嘩なんてしたことないもん。
私を孤独から救ってくれた。
『また来るね!』
いつもの様に手を振って玄関からお見送りをした。
明日も会えるって。
来るのを楽しみにしていたのに。
その日を境に、お友達は会いに来てくれなくなった。
独りは慣れていたのに。
2人で居る事が当たり前になっていたから寂しい。
だから早く来てくれないかな。
私は待ってるよ。
このお屋敷で。