血だまりの少女

立ち上がり、ドアノブに手を添える。

振り返ると赤野が頷いたので、ドアノブを回した。

廊下に出ると、甲冑の足音は二階から聞こえてくる。

まだ階段の近くを歩いているようだ。

甲冑との距離はとっておきたいので、北側から西側に向かった。

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