血だまりの少女
貼り紙の指示通り、顎を突き上げ上を見る。
「っ!?」
天井には床の肉片と重なる位置に、肉片がこびり付きコンクリートに血が染み込んでいた。
天井に押し潰された!?
ゴゴゴゴゴゴォ……
上から嫌な音がし始める。
天井が可動したのかもしれない。
肉片の事など気にせず、一目散に扉に向かって走り出す。
だが扉は当たり前の様にカギが掛かっていて開かない。
「誰かッ!!誰か助けてッ!!」
無我夢中て扉を叩き、助けを呼ぶ。
「お願いッ!!誰かッ!二宮ぁーッ!!」