血だまりの少女
ふと、思い出す。
友達と呼んでいたクラスメイトと勉強以外の繋がりがあったのか、と。
……無かった。
俺に最初から友達など存在しなかった。
友達だと思っていなかった。
馴れ合う気は無く、バカだと見下していた。
だから独りになったからといって、学校へ行くことは止めなかった。
俺が不登校になった理由は、学校がつまらなかったからだ。
本当は辞めてしまいたかったが、母が許すわけもなく、不登校という形になってしまった。
毎日家に居る事で、時間が無駄にならなくなり、イライラしないで快適に過ごせると思っていた。