血だまりの少女
赤野が指差す方に目を向けると、小さな部屋は貯蔵庫になっていて、中央の一本足の小さなテーブルには緑色のワインボトルが置かれていた。
「危険な物じゃなきゃ良いんだけど……」
私はワインボトルを手を取り、コルクを抜いた。
右手でワインボトルの口の所を煽り、液体の臭いを嗅ぐ。
無臭である。
【水の入った緑色のワインボトルを手に入れた】
「多分、水ね」
「じゃぁ、これを花瓶に注げば」
「そうね。早く行きましょ」
コルクで栓をする。