君とのキスの意味
マルゲリータなどの定番から、チョコソースやカスタードクリームののったデザートピザまで、10種類くらいが並んでいた。

サラダも、野菜だけのグリーンサラダでなく、ポテトサラダやマカロニサラダもあって、ボリューム的にも、満足できそうだ。

スープは一種頼だったが、具沢山のミネストローネは、おいしそうだ。

白石さんと2人、食べたい物を取り、しばらくは食べる事に集中した。

あのピザがおいしかった!なんて話しながら、どうきりだそうか、考えていた。

オレンジジュースの入ったグラスを置き、白石さんが俺を見た。

「同じ言葉の繰り返しになってしまうけど・・・本当にありがとうございました!」

スッと頭を下げる。

「塚本さんが、加賀君の気持ちを考えてくれたから、いい形でおさまりました」

「いや。あの時も言ったけど、俺は当事者じゃなかったから。加賀さんなら、もう少しすれば自分の気持ちに、ちゃんと気付いたと思うよ」

「そうかもしれないけど・・・でも、加賀君も冷静になれるきっかけがあって、よかったって言ってました」

俺は少し迷いながらも、気になっていた事を聞いてみた。

< 120 / 198 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop