空に舞う桜
慌てて、止めに入って、3人を問い詰めた。
『やめてよ!
どうして、そんな酷いこと言うの?!』
そう言うと、彼女達は心底めんどくさそうな顔をして、言った。
『うるっさいなぁ……なんでもいいじゃない』
『良くないよ!
この子が何かしたの?!』
すると、彼女達は黙ってしまった。
ここで止めとけば良かったものの、渡しは彼女達を最後まで説得しようとした。
『ねぇ、仲良くしようよ。
嫌なことがあったら、ちゃんと言い合ってさ。
悪いことしちゃったら、謝って仲直りしよう?
私、皆のこと大好きだから、また皆で仲良くしたいよ』
絵に描いたような、綺麗な言葉ばかり。
でも、私の理想だった。
同時に、そうなれると、本気で思っていた。
友達だから、私の言葉は届くと思っていた。
だけど、返ってきた答えは……