僕はそれでも恋をする


「いやぁぁぁっ!!!!!!」


「!? な、なっちゃん!?」


認めたくない! いや、でも確率は高い。


だって、チトセちゃんは男子にモテモテできっと柳瀬君だって……。


泣きそう。


こんな子が相手なんて、絶対勝てるわけない……。


神様、仏様、女神様……そんなに私を嫌うのですか。



「なっちゃん……とりあえず落ち着こ?」


ハッとして顔を上げると、私はチトセちゃんの腕になぜかしがみついていた。


「っ! ご、ごめん!」


< 24 / 63 >

この作品をシェア

pagetop