切れた・・絆
•••入籍にむけて
私達は、家に帰り
心は、母親に佳希との結婚、
入籍の話をした。
「やっと、佳希ちゃんが
私の娘になるのね。
うれしいわ。
式は、身内だけで、どこかでする?
御披露目は、やらないといけないと
思うけど
佳希ちゃんのご両親とも、
明日話してみるわ。
心もお父さんに話しておきなさいよ。」
と、言った。
「今から、会社に行ってくるよ。
報告もしないと行けないから。」
「そうね、行ってらっしゃい。
あっ、心、何が食べたい?」
「ああ、母さんの作るものなら
なんでもいいよ、日本食恋しい。」
「クスッ、わかった。」
母さんは、アメリカ人だけど
日本が長いから、日本食は
なんでもできる。
俺は、スーツに着替えて
佳希に、
「父さんのとこに、報告兼ねて
話に行ってくるから。」
と、メールした。
「了解、気を付けて行ってね。」
と、佳希からの返事を見て
心は、車を運転して会社へ向かい
会社につき、連絡していたからか
親父は社長室にいた。
「父さん、ただいま。」
「おぅ、帰ったか。
アメリカで頑張ったらしいな、
報告がきてるぞ。
4月1日からは、副社長として
頑張ってくれよ。
それで、話とは?」
「ああ、親の七光りなんて
言われたくないから、
俺成りのやり方で頑張るよ。
話なんだけど、佳希との式だけど
三月中に式だけ、どこかで身内だけで
あげて、御披露目は、落ち着いてからでも
いいけど、入籍を早くして
一緒に暮らしたいだ。
母さんとも、そう話したんだ。」
「式場、あたるか?
急だから、あるかな?」
と、言うから
「親父の力を使って。」
「しかたない。
佳希ちゃんがらみだからな。」
「ありがとう。」
と、言って会社を後にした。
親父とお袋も、佳希が絡むと
一層、甘くなる。
それだけ、佳希が
可愛くて堪らないんだろう。