切れた・・絆

次の日の朝、
未来のマンションに行った。

だらしない格好で出てきて
吐き気がしたが、
服を着てくるように、言ってから
弁護士が話しを始めた。

はじめは、ごねていたが
辻の両親も承諾している事と、
素行調査結果で諦めたみたいだ。

全てにサインをもらい
離婚も成立した。

最後に弁護士が、
「今後、二度と竜崎心さんには、
近づくことは違法です。

お子さんについても、
全て放棄していますから
今後一切 竜崎さんには、
関係ない事になります
宜しくお願いします。
ああ、海外でも、条件は同じですからね。」
と、言った。

弁護士が、離婚届けを提出し
受理された。
美穂も、心の籍から抜いた。
後は、未来がするだろう。

それから、
竜崎の会社に行き父にあった。

俺の顔をみた途端
「仕事もしないで、フラフラ
いいご身分だな、厄介な人間を
養わないと行けないのに。」
と、ぐちぐち。

弁護士が、
退職届けと
竜崎の全ての放棄と
絶縁状をだし、
会社関係の全てを返還した。

「俺は、もうあんた達とは関係ない。
俺は、自分の意思で生きていく。

まあ、厄介なものは、
全て無くなったから嬉しいだろ。
それでは。」
と、言って立ち上がり
社長室を出た。

父は、呆気にとられていたが‥‥

弁護士がまた、
「心さんは、あなた方両親とは、
関係なくなりましたから
今後一切、心さんに接触しないで
ください。

あなたの心さんへの
罵倒や罵り、嫌がらせは全て
録音していますから、
何かありましたら、マスコミに流します。
いいですね。」
と、言った。
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