切れた・・絆
•••竜崎家
竜崎の会社では······
心の父親・善は、力なくソファに
座りこんだ。
自分は、たった一人の息子に
いったい、何をしたんだろう。
息子をあんなに追い詰めて
今更······後悔しても
もう、あの子は戻らない。
私達は、子供を失ってしまった。
シェリルに、何て言おうかと。
その日、仕事を早めに切り上げて
帰宅した。
そして妻に
心達の離婚と
会社の退職
竜崎家の全てを放棄
親との絶縁
その全てを弁護士と行い渡米した。
と、話した。
妻は、泣いていたが‥‥
妻も自分達のしたことに
気づいて、
心のやりたいように‥‥
「私達は、私達の生活を見直して
心の幸せを願いながら
生きて行きましょう。」
と、言った。